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校長あいさつ

  架 け 橋

 人は成長の過程で、どのような場所で、どのような人と過ごし、どのような内容を学ぶかによって、人格や知恵はもとより、その後の生き方に大きな影響を受けることになります。青春時代を預かる学校は、生徒たちにとってかけがえのない学び舎でありたいと思います。

 本校は明治34年(1901)に東京府立第三中学校として創設され、まもなく120年を迎えようとする伝統校です。平成18年には附属中学校を開校し新たな道を歩み始めています。初代校長八田三喜先生は、当時の様子を「江戸っ子中学」と評していました。創立以来当時の下町気風が残されたまま、多くの若者が「自律自修」という精神を尊び、この学び舎で楽しくも苦しくもある学校生活を謳歌してきました。明治、大正、昭和、平成、そして令和へと時代が移り社会情勢が様々に変化しても、本校には世のため人の為にならんとする志が脈々と受け継がれ、社会にとって有為な人材を数多く輩出するという伝統を築いてきました。

 現在我が国は、自然災害と対峙するとともにグローバル化が進み生活の細部にまでAI化が浸透する一方、地球規模の課題が顕在化し国際情勢も極めて流動的な時代にあります。そうした状況の中、強い使命感と豊かな人間性をもち、日本の将来を考え世界的な視野をもって国際社会で活躍できる人材育成が期待されています。本校においては、例え時代や社会が変化し続けても、しなやかでたくましく、そしてグローバルな視点をもち国内外で活躍できる生徒の育成を目標に日々の教育活動を展開しています。基礎・基本の徹底を不変の価値として、生徒と先生が一時間一時間の授業に真剣に取り組む姿が本校の最大の特色です。そして不断の努力により総合的な学力を身に付けるとともに、学校行事・部活動、委員会活動等を通して友情を育み、また先生方との絆を深めています。

 本校が高い評価を得てきたのも、卒業生、教職員や関係者の並々ならぬ努力の賜物と言えます。淘汰されながらも長く受け継がれてきた精神性や学校文化にはそれだけの価値があります。歴史と文化を継承する一方で、変化し進化する時代の先を見据え、生徒に必要な学びや取組を展開していきたいと考えます。令和という新たな時代となりました。校名制定の由来が「両国橋」にあるように、今後とも過去と未来、人と人、地域や国の架け橋とならんとする有為な生徒の育成を目指し、教職員一丸となって教育活動に取り組んでいきますので御指導御鞭撻よろしくお願いします。
 
令和元年五月一日
東京都立両国高等学校長
東京都立両国高等学校附属中学校長
鯨 岡 廣 隆
〒130-0022 東京都墨田区江東橋1-7-14
電話 : 03-3631-1878 ファクシミリ : 03-3846-6682
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